ドリップ名人
ブラジルのナチュラル珈琲って、本当に素晴らしく美味しいんだ。
珈琲マスター
ブラジル産のナチュラルコーヒーはクリアーなカップだよね。
ドリップ名人
ため息が出るような味だ。
珈琲マスター
ナチュラルプロセスは水の少ない地域、ブラジルやモカで多いんだ。
今回は、コーヒー豆の精製方法の一つナチュラルプロセスに関して説明します。
ナチュラルは独特な香の珈琲
珈琲マスター
ナチュラルって独特な香りがするよね。好き嫌いが分れる珈琲豆だ。
ドリップ名人
ナチュラルコーヒーで有名なのはモカ・マタリだよね。
珈琲マスター
昔はモカマタリの発酵臭が好きだったなー。
ドリップ名人
欠点や癖が強くて、好きな人は好きだし、嫌いな人はナチュラルの個性的な香りがダメなんだよね。
モカマタリとはどんなコーヒーか?モカ・マタリの意味を見てみるモカマタリとはイエメンで取られる珈琲の事。モカとは古代イエメンの港の名で、エチオピアとイエメン産の珈琲はモカから出荷された。...
珈琲の精製は大きく、水を使うウォッシュド珈琲と、非水洗式のナチュラル珈琲に分ける事が出来ます。
水が少ない地域では非水洗式の、ナチュラルやパルプドナチュラル精製をすることが多く、汚水が出ないので環境にやさしいプロセスです。
一方水洗式の珈琲豆は、収穫した珈琲チェリーを水に浮かべて比重差で欠点を取り除く事が出来るので、雑味が少なく果肉(ミューシレージ)を洗い流すのでクリアーな風味になります。
珈琲マスター
すぎた珈琲ではクリアーな風味のウォッシュドプロセスが多いです。
非水洗式コーヒー豆精製法
ドリップ名人
パルプドナチュラルとナチュラルコーヒーの違いは何なの?
珈琲マスター
両方非水洗式でパルプドナチュラルは果肉(ミューシレージ)の一部を残したまま乾燥させるからナチュラルよりクリアーな味になるよ。
ドリップ名人
ブラジルのパルプドナチュラルは美味しいよね。
珈琲マスター
ブラジルの珈琲農園は水洗式(ウォッシュド)にはあまりしないよ。
ナチュラル珈琲は果肉を全部付けたまま乾燥させるので、果肉が発酵して強い風味がコーヒーの豆に乗り移ります。
一方パルプドナチュラルは珈琲チェリーの外皮を剥いて、果肉の一部だけ残して乾燥させるので発酵臭が少なくクリアーな風味になります。
ブラジルの珈琲は広大な土地でプランテーションされており、水を使用する事が出来ないので大抵非水洗式のプロセスが採用されています。
ナチュラル精製珈琲豆・まとめ
珈琲ギフト係
ナチュラルとか水洗式とかややこしいな。
珈琲マスター
上から果肉を多く残す順に、表にしてまとめてみました。
ナチュラル(アン・ウォッシュド)コーヒー |
非水洗式コーヒー精製プロセス |
水の少ない地域で採用される。果肉を全部残したまま乾燥させるので、乾燥過程で果肉の発酵臭がコーヒー豆に乗り移り、個性的な強い風味の味になる。 |
ハニーコーヒー |
非水洗式コーヒー精製プロセス |
主にコスタリカで採用されている精製プロセス。果肉(ミューシレージ)を多く残して乾燥工程に入る。ナチュラルほどではないが果肉の風味が珈琲豆に乗り移る。 |
パルプドナチュラル |
非水洗式コーヒー精製プロセス |
果肉の大半を除去したのち、ミューシレージを洗い流さないでパーチメントを付けたまま乾燥させる方法。ハニーコーヒーの一部に数えられることもある。 |
ウォッシュドコーヒー |
水洗式コーヒー精製プロセス |
果肉(皮とパルプ質)を取り除いた後、一日ほど水に漬けてミューシレージを発酵させ、洗い流したあと乾燥させる精製プロセス。薄皮が付いたパーチメント珈琲が出来上がる。 |
スマトラ式コーヒー |
水洗式コーヒー精製プロセス |
皮やパルプ質、ミューシレージだけでなく、パーチメントも取り除いたあと、乾燥させるインドネシア独自の精製プロセス。 |
珈琲豆の精製は味にかなり影響を与えます。
コーヒー豆の精製プロセスは、どれぐらいの果肉を残して、どの過程で乾燥に入るかによって味が決まるわけです。
珈琲マスター
2018年のブラジルCOEナチュラル部門#6の素晴らしいコーヒー豆を入手出来ましたので、よろしければお買い求めください。