コーヒー豆を販売していると、珈琲豆を買っていく人と、珈琲粉を買っていく人の、ツータイプのお客様がいます。
コーヒーミルを買って頂いて、飲むたびに挽いて欲しい所ですが、実際は珈琲粉を買っていく人が大半です。
今回は、珈琲粉にターゲットを絞って、どうやったら傷みやすい珈琲粉の品質を保ちながら、美味しく珈琲粉を保存できるか解説します。
コーヒー粉の保存容器
珈琲豆は豆のまま買って頂いて、淹れるたびに挽くのが理想ですが、忙しい朝にそんなことをする余裕はありません。
忙しい朝でも素早く美味しく珈琲を入れる事が出来る、ミル付き珈琲メーカーの事は下のブログを読んで下さい。
焼立て珈琲粉を保存しよう
コーヒーの表面積は豆と粉では数十倍違うので、表面積が増えた時点で劣化のスピードも加速度的に早まります。
ですので珈琲粉でレギュラーコーヒーを買う時は、焙煎直後の物を買う事が必須となります。
珈琲粉の場合どれくらいの期間美味しく飲めるのかというと、焙煎してから10日が限度です。
珈琲豆の場合は、焙煎から30日くらいは日持ちするのですが、表面積が数十倍になった珈琲粉の場合は、シッカリ密閉した状態の物でも、10日(理想は7日)で飲み切りましょう。
それ以上常温保存していると、美味しくなくなる以前に、コーヒーオイルが腐敗してお腹を壊すなど、健康を害します。
傷んだコーヒーの害に関しては、下の記事を読んで勉強して下さい。
珈琲粉の保存は密閉してジップロック真空容器へ
最近は100均などでも、大きめの密閉容器が売られているので、珈琲粉が入ったアルミ袋ごと、密閉容器に入れ込んでしまうのです。
すると、珈琲粉は二重に密閉されるので、保存状態は格段に良くなります。
アルミ袋は目に見えない小さな穴が開いているので空気が出入りします。
酸素と珈琲オイルが結びついて酸化するのが腐敗の原因なので、極力空気を遠ざけ真空にするのが珈琲粉保存のコツです。
最近では、キャニスターに空気を追い出す機能が付いている物もあります。アルミ袋を畳む&キャニスターを真空状態にすると、随分と劣化を遅らせることができます。
珈琲豆の保存の場合も同じですが、特に珈琲粉の場合は細心の注意を払って保存して下さい。
珈琲豆の保存は、下のブログで詳しく書いていますので、読んで下さい。
珈琲粉の長期保存は冷凍一択
冷凍庫に珈琲粉を保存する場合は、豆が入っているアルミ袋ごとジップロックに入れて、空気を追い出し、小さくしてから冷凍庫に入れるといいです。
特に超低温のマイナス50℃以下になると、食品の品質は殆ど変化しなくなります。
冷凍食品は、店頭でマイナス10℃くらいで売られていますが、出荷前の大きな貯蔵庫では、マイナス50℃くらいで保管されています。
そして、販売店に卸す時に超低温庫から出して、店頭のマイナス10℃くらいの冷凍庫に移すのです。
家庭用の冷凍庫はマイナス10℃くらいにしかならないので、冷凍やけを起こします。
コーヒーの冷凍保存に関しては、下のブログを読んで下さい。
レギュラー珈琲粉の保存
珈琲粉は劣化のスピードが激しいので以下の手順を守ってください
- 焼立ての珈琲粉を買う
- 完全密閉して酸化を遅らせる
- 新鮮な珈琲粉でも2週間以内に使う
- 古い珈琲粉は完全密閉して冷凍保管
レギュラーコーヒーに関しては下のブログを読んで下さい。
珈琲粉の保存容器・まとめ
コーヒー粉保存の最大のコツは、二重に密閉して、コーヒー粉を空気から完全に遮断してしまう事です。
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