【ハニーコーヒー】とは、コーヒーチェリーを脱穀したときに、コーヒー豆についている果肉(ミューシレージ)を洗い流さないで、そのまま乾燥させミューシレージの甘味をコーヒー豆に染み込ませた、珈琲の事を言います。
このブログではコスタリカ産コーヒー豆の代名詞、【ハニーコーヒー精製法】について解説いたします。
ハニーコーヒーとは?
【ハニーコーヒー】とは珈琲の風味を増すために行われる精製方法の一つで、主にコスタリカの珈琲産地カンデリージャで行われています。
ハニー珈琲は発酵させ過ぎると、腐敗臭が付いてしまいますが、うまくいくと珈琲豆のランクが上がるので、勤勉なコスタリカの農夫はこぞってハニー珈琲作りに勤しんでいるのです。
【ハニーコーヒー】とは珈琲豆の風味を増すために行われる、コーヒーの精製方法の一種です。
ブラックハニー珈琲とは?
【ハニーコーヒー】は果肉を残して乾燥させる珈琲の事をいいますが、残す果肉の量によってブラック・レッド・イエロー・ホワイトハニーに分けられます。
各種あるハニーコーヒーの中で一番たくさんのミューシレージを残したまま乾燥させる珈琲を【ブラックハニーコーヒー】と呼ぶわけです。
【ブラックハニー】とは沢山の果肉を付けたまま乾燥させる珈琲豆で、黒くなることから命名されました。味はモカ・マタリなどのナチュラルに近くなります。
【ナチュラルコーヒー】、モカ・マタリの記事は下をご覧ください。
レッドハニーコーヒーとは?
ハニー珈琲の中で乾燥させたパーチメントが、赤くなるものを【レッドハニー】といいます。
レッドハニーやブラックハニーは乾燥過程で、頻繁に撹拌しなければならないので、作るのにとても手間がかかります。撹拌しないと珈琲豆同士が引っ付いてしまって腐敗するからです。
【レッドハニー】はたくさんのミューシレージを付けたまま乾燥させるので甘味が強いですが、腐敗させないように乾燥させる撹拌過程が大変です。
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イエローハニー珈琲とは?
【ハニーコーヒー】はミューシレージを残す量によって、ブラック・レッド・イエロー・ホワイトハニーとそれぞれ呼ばれます。
【イエローハニーコーヒー】はミューシレージの25~30%くらいを残して乾燥させる精製法で、乾燥過程を終えると黄色くなるのでイエローハニーと呼ばれるわけです。
【イエローハニーコーヒー】は、ミューシレージの約3分の1を残して乾燥させるハニーコーヒーで、乾燥工程を終えると一般的に黄色になります。
ホワイトハニー珈琲とは?
コスタリカでは、パルプドナチュラルの事を【ホワイトハニー】と呼ぶ事があります。
パルプドナチュラルはミューシレージの大半を果肉と一緒に取り除くコーヒー豆なのですが、ホワイトハニーとほとんど一緒の珈琲豆なので、区別はないと言って問題ありません。
【ホワイトハニー】は、他のハニーコーヒーと違いクリアーで繊細な甘味があり、発酵臭が殆どないので、ブラジル産の珈琲の様に飲みやすいです。
【ホワイトハニー】とはブラジルでいうところのパルプドナチュラル珈琲です。味はほのかな甘みがあり、透明感のある風味が特徴です。
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ハニーコーヒー・まとめ
【ハニーコーヒー】は一般的に4種類に区分されていますが、レッドハニーが甘味・風味・個性のバランスがもっとも取れています。
コスタリカではハニーコーヒーが主流になっていますが、まだまだ発展段階なのでコーヒー豆の個性を存分に引き出した、素晴らしいハニー珈琲の出現が待ち遠しいです。
【ハニーコーヒー】は日々進化している新しい珈琲の精製方法です。コスタリカの各農園では、よりおいしいハニー珈琲を作るため日夜研究されています。
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