コーヒーを飲んでアレルギーを出す人が多く、珈琲豆屋をやっていると悲しくなります。
アレルギーになる原因は大抵、
- カフェインがダメなのかな?
- キット珈琲アレルギー体質なんだ
と思われているからです。
今までずっと珈琲が好きで好きで飲み続けていたのに、急に体が受け付けなくなってしまう方も非常に多いです。
特に缶コーヒーを飲んでいて、急に胃が重くなったり、胸やけがしたりして、珈琲が好きでたまらないのに、止む無く大好きな珈琲を断念される人を見ていると、本当に悲しくなってしまいます。
今回の記事では、缶コーヒーやインスタントコーヒーなどを飲み続けていて、なぜ急にアレルギーを発症したみたいに、珈琲を受け付けない体になってしまうのか、全力で解説します。
珈琲アレルギーとはなにか?
珈琲を飲んで吐き気を感じたり、蕁麻疹を発症する人がいますが、その原因は珈琲にあるのではなく、一緒に取ったトランス脂肪酸や、香料、腐敗したコーヒーオイルが原因です。
カフェイン中毒に関しては、下のブログをご覧ください。
食品アレルギーとはなにか?
コーヒーなどを飲んで気分が悪くなると、食品アレルギーを疑う人がいますが、アレルギー反応と言う物は激烈で、遅効性の反応と言う物はありません。
缶コーヒーアレルギー
珈琲を飲んでアレルギー反応が出た方は、一度新鮮なレギュラーコーヒーを試されることをお薦めします。
缶珈琲の人工香料はアレルギーの原因だ
缶コーヒー好きの方には申し訳ないのですが、まず缶コーヒーはコーヒーではありません。
じゃあ何なのかというと、「コーヒーの風味を人工香料で作り出した飲み物」です。
私の叔父が食品に添加する香料を調合する仕事をしていたので、直接話を聞いた事があるのですが、そのおじ曰く
「どんな珈琲の味も人工香料で作り出すことができる」
と申しておりました。
缶コーヒーは人工香料無しでは、珈琲の風味を再現することは不可能です。それほど、珈琲の風味と言う物は繊細で、直に飛んでしまうという事です。
いくら努力しても、缶コーヒーに珈琲本来の風味を閉じ込めることは出来ません。
私達が缶コーヒーを飲んで、「いい香りだわー」と言っているのは、99%人工香料の風味です。
人工香料という添加物で作られた缶珈琲を飲んでいるとアレルギー反応を起こします。
珈琲でアレルギーを発症しているのではなく、缶珈琲に入っている人工香料でアレルギーを発症しているのです。
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缶珈琲はどれ位アレルギーの元か?
じゃあ、缶珈琲には珈琲は入ってないのかと言えば、一応入っています。
どれくらい入っているのかというと、「缶コーヒー」という商品には100ccに5グラム以上は入っています。
一本250ccだと、15グラムってことです。
因みに私がホットを提供するときは、150ccで15グラムのレギュラーコーヒーを使います。
缶コーヒーはただでさえ質の悪い珈琲豆を使っているのに、量も絶対的に足りていません。
足りていない風味を付け足すために、人工香料で珈琲の香りを補っているのです。
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缶コーヒーの事をもう少し書くと、「缶コーヒー」には若干レギュラーコーヒーが使われていますが、「コーヒー飲料」には、ほとんど珈琲が入っていません。
どれくらい入っているのかと言えば「コーヒー飲料」には、100ccで2.5グラム入っています。
上の「コーヒー入り飲料」ミルク珈琲になると、さらに少なくなって、100ccで1グラム入っていれば良くなります。
300ccくらいだとすると、3グラム珈琲豆を使えば良いことになります。
ここまで来るともはや「珈琲」という言葉を使うのもは憚られます。
正確な商品名にするなら、「コーヒー風味の乳化剤砂糖飲料」です。
「人工香料 + 乳化剤 + 多量の砂糖」がその中身です。
缶コーヒー飲料を飲んでお腹を壊したり、アレルギーを発するのも当然です。
缶コーヒーが一概にダメとは申しませんが、そのような商品であると分かったうえで、飲まれると良いと思います。
珈琲アレルギーとは・まとめ
お医者様にアレルギーの事を直接聞いたところ、本当の意味で食品アレルギーを発症する事はまれで、大半は食品添加物や農薬などの環境ホルモンが原因と仰っていました。