コーヒー好きの方なら一度位はトルココーヒーという言葉を聞いた事があると思います。
同じ平群町内にいる友人のカヌーン奏者増田慎吾君は、頻繁にトルコへ演奏旅行に行っていたので、トルコという国をいつも身近に感じていました。
(右端が増田君)
また日本の方がトルコへ旅行に行かれたら必ずと言ってよいほど、チャイかトルココーヒー(ターキッシュ珈琲)を飲まれます。
今回はそんな世界的に有名なトルココーヒーについて書きたいと思います。
(伝統的な作法で入れるトルコ珈琲)
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オスマントルコは世界の覇者
歴史が大して好きでない方でも、一度くらいは「オスマントルコ」という国名を聞いたことがあると思います。
ローマ・元・ナポレオン・大英帝国・USAと同列で、一度世界の覇者になった国の事です。
世界の覇者になったトルコは珈琲交易の拠点だったイエメンも手中に収め、当時珈琲貿易を独占していたイエメンから珈琲交易の専売権を奪取します。
(イエメン珈琲は下記事参照)
そして、ミイラ取りがミイラになり、珈琲の虜になってしまったトルコは、ターキッシュ珈琲を世界に広める事になります。
ヨーロッパに珈琲がもたらされたのはこの時期で、オスマントルコによってやんわりと支配されたヨーロッパ貴族たちは、同時に持ち込まれたトルココーヒーに魅了されてしまいます。
つまりオスマントルコによって珈琲文化は世界に広まったのです。
(ヨーロッパ貴族を魅了したトルコ珈琲)
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占いもできるトルコ珈琲
女性の方は占いが好きですね。(男性もかな?)
筆者は数種類の占いが出来て、今は「易」だけしているのですが、女性からの依頼が本当に多いです。
トルココーヒーは珈琲粉ごとお湯と砂糖で煮たてるので、飲んだ後カップの底に珈琲粉が残ります。
(残った珈琲粉で占う)
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トルココーヒーは飲んだ後、これで占いまでしてくれます。
カップをソーサーにひっくり返して、カップに残った珈琲粉の痕で占いをするわけです。
カフェで占いをしている所は多いですが、トルコ珈琲が源流なのでしょうか?
珈琲を飲んだ人も給した人もトランスしやすいんでしょうね。
トルココーヒーを作ってみる
トルココーヒーを初めて作ったのは15年前(西暦2003年)くらいで、誰一人まともに飲んでくれませんでしたw
作り方はいたって簡単で、イブリック(ミルクパンでおk)に細かく砕いた珈琲粉と砂糖とお水を入れて、吹きこぼれない様にグツグツ3回煮たてて出来上がりです。
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煮詰めた砂糖入り珈琲をカップに注いでそのまま放置。
珈琲粉が沈殿したら上澄みをすすります。
(珈琲粉末が沈殿したら飲む)
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ある程度時間を置けば珈琲粉が沈殿しますが、微粉はどうしても残ります。
口の中が粉粉になるので、後口が良いとは言えず日本の方の受けは良くないです。
(トルコで飲むターキッシュ珈琲)
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まとめ
トルココーヒーは450年くらい前にできたのですが、現役バリバリの抽出方法です。
中近東に行けば今もトルココーヒーでもてなしてくれます。
トルコに行ったカヌーン奏者の増田君は、旅先で良くトルココーヒーをおごってもらったそうです。
トルコでは気軽に誰にでもチャイやコーヒーを振る舞う習慣があるようです。
お茶を振る舞えば40年たっても思い出してくれる
という比喩があって、人と人とのつながりを大切にしている国なのですね。 ^^) _旦~~
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。<m(__)m>