今回は、高級珈琲としても名高いハワイ・コナコーヒーに関して説明いたします。
ハワイコナ珈琲は偽物が多い
ハワイのお土産で良くライオン珈琲を買われる方がいますが、中身のほとんどはコロンビア産のコーヒー豆とフレーバーパウダーです。
近年、ハワイ島ではコーヒーベリーボーラーという、珈琲チェリーに穴をあける虫が大発生して、駆除が進まずグレードが落ちています。
元々ハワイ島には珈琲を食べるベリーボーラーは居なかったのですが、いったん虫が発生すると駆除するシステムが無かったため害虫が大発生してしまい、2019年現在高品質のハワイコナは殆ど取れなくなっています。
そんな事もあって、低品質のハワイ珈琲や、中身がコロンビアのブレンドが横行しています。
高級コーヒー豆ハワイ・コナ
ハワイ州は合衆国で唯一珈琲を作っている場所です。そんなこともあってホワイトハウスの公式晩餐会では必ずコナ珈琲が給仕されます。
ハワイコナコーヒーの格付けは高い順に
- エクストラファンシー
- ファンシー
- NO1
- セレクト
- プライム
になり、それ以下のグレードはハワイ・コナを名乗る事が出来ません。
日本に輸入されていた物は殆どエクストラファンシーでしたが、ベリーボーラーが発生して以来、最大でファンシーグレードにしかならないのが現状です。
ハワイコナはなぜ美味しいか
ハワイ州で最初にコーヒーノキが移植されたのはオアフ島でした。その当時のオアフ総督ボギがリオ・デ・ジャネイロから珈琲の木を持ち込んだのが始まりです。
しかしオアフ島の気象条件が珈琲栽培に適さなかったため育たず、その後ハワイ島のコナ地区にコーヒーの木が移植され、珈琲栽培が広がりました。
ハワイコナは火山の噴火で有名です。
コーヒーの木が良く育つ条件、火山灰土質である事が生育条件とマッチしたのです。
ハワイコナの珈琲栽培地の標高は300から800m程度で余り高くないですが、肥沃な土壌がそれを補い、珈琲生産量の1%未満という希少性も手伝ってその名を世界に轟かせています。
ハワイコナコーヒー・まとめ
ハワイ州と言えば観光地と思われていますが、珈琲栽培も100年の歴史があります。
いつの日にか、すぎた珈琲でもハワイ・コナ・エクストラファンシーを再販できる日が来ることを願っています。
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